多聞天 /Vaisravana(ヴァイシュラヴァナ)・ Kubera(クベーラ) | |
【読み】たもんてん
【別名】毘沙門天 【住処】須弥山北部・水精宮 須弥山の北方・北倶盧州を守護する。四天王の中では最も強い神とされる。 夜叉・羅刹などを眷属として従え、手に宝塔を掲げ持つ姿で描かれる。 インド神話では、ヤクシャの王クベーラ、また造物神ヴィシュヴァカルマンの子ヴァイシュラヴァナにあたる。 |
増長天 / Virudhaka(ヴィルーダーカ) | |
【読み】ぞうちょうてん
【別名】毘楼勒叉 【住処】須弥山南部・瑠璃山 須弥山南部・南瞻部州を守護する。南瞻部州は我々人間が暮らしている世界とされている。 鳩槃荼・薜茘多を眷族とし、また夜叉の長でもあると言われている。 尚、サンスクリットの"Virudhaka"とは『芽吹き出した穀物』といった意味であり、つまり増長天は五穀豊穣を意味する天神であるようだ。 |
広目天 / Virpaksa(ヴィルパークシャ) | |
【読み】こうもくてん
【別名】醜目天 【住処】須弥山西部・白銀山 須弥山西部・西午貨州を守護する。また、龍蛇を眷属として従えているとされる。 サンスクリットの"Virpaksa"が『異なる眼を持つ者』といった意味を持つため、第三の眼を持つシヴァ神とも関連付けられることがある(広目天に第三の眼はない)。 |
持国天 / Dhrtarastra(ドールタラーシュトラ) | |
【読み】じこくてん
【別名】東方天 【住処】須弥山東部 須弥山東部・東勝身州を守護する。乾闥婆の長であるとも言われている。 サンスクリットの"Dhrtarastra"は『国を支える者』といった意味を持ち、これを漢訳して持国天と呼ぶ。 |