如来


毘盧遮那如来 / Virocana(ヴィローチャナ)
【読み】びるしゃなにょらい
【別名】大日如来
【住処】

 密教の最高尊。宇宙そのものであるとされる。
 両界曼荼羅においては必ず中心に描かれる主尊であり、白蓮華座に座している。
 サンスクリットの"Virocana"とは『光であまねく照らす者』といった意味であり、これに『偉大な』という意味の"Maha"をつけ"Maha-Virocana"と呼ぶこともある。


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阿しゅく如来 / Aksobhya(アクショービヤ)
【読み】あしゅくにょらい
【別名】−
【住処】東方妙喜世界

 五智如来の一尊。密教では大日如来の側近として東方に位置するとされる。
『大円鏡智』と呼ばれる、清浄な智恵を意味する如来と言われる。


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阿弥陀如来 /Amitabha(アミターバ)・Amitayus(アミターユス)
【読み】あみだにょらい
【別名】無量光如来・無量寿如来
【住処】西方極楽世界

 五智如来の一尊であり、いわゆる極楽浄土の教主である。
 大日如来の西方に座し、『妙観察智』という、衆生をよく見て説法し、疑いを無くさせる智を表す。
 尚、脇侍は観世音菩薩と勢至菩薩。


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薬師瑠璃光如来 / Bhaisajyaguru-Vaidurya-Prabha(バイシャジュヤグル・ヴァイドゥーリヤ・プラバ)
【読み】やくしるりこうにょらい
【別名】大医王仏
【住処】東方浄瑠璃世界

 あまねく病人を救う如来。12の願を立て、衆生の傷病を除くとしている。
 東方浄瑠璃世界の教主であり、そこにはどんな病苦も存在しないと言われる。
 右手に薬壷を捧げ持った姿で描かれることが多い。また、脇侍として日光菩薩・月光菩薩を、眷属として十二神将を従える。


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